京都国際マンガミュージアムの館長だった養老孟司さん | 世情いろいろ

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日々、思いついた事、感じた事を写真をまじえながら
記録していきます。そして季節性を取り入れながら。ジャンルは
多岐、多彩にと思っています。

 

 かつて、ベストセラーになった

養老孟司さんの「バカの壁」の本。

 

 内容はかなり難しかったが

東大の解剖学者らしい、ユニークな本だった。

ただ、題名にバカという言葉がついていただけに

 一般に、関心を持たれたのではと思っている。

 

意外なことに、この養老さんが

 京都に題材をとった著書があるのを

最近発見した。!?

 

 さらに「京都国際漫画ミュージアム」の館長を

平成18年(2006)から、約10年間つとめられた。

マンガミュージアムは

 地元の人たち、京都市、精華大学の三者の

共同でスタートする。

 

 著書を読むと、養老さんと京都のつながりは

かなりの年月があるようである。

 

 

マンガミュージアムは、地下鉄烏丸御池に近いところにある。

 京都が、江戸に首都を移したときに

日本で初めて、地元人たちが中心になって

小学校をつくつた。教育を街おこしの一環にする感じである。

 

そのひとつが、京都市中京区の龍池小学校。

 この小学校が、いわゆるドーナツ化現象で

廃校になり、”漫画の殿堂””に変身したわけである。

 

 マンガばかり読まないで、普通の本を読みなさいと

いわれた時期があったやに記憶しているが、それは今では

むかし、むかしの話。

 マンガは日本が世界に、自慢していい文化という

位置付けがされている。

いかなる因果関係なのか、専門性がないので

 この際、飛ばしてしまうが。

 

養老さんの本にやはり、ユニークなくだりが

多くあって興味が尽きないが、いくつかを紹介してみたい。

 

 

 今や京都のシンボル的存在の

祇園の「一力」。

 

 養老さんがかって、京都の文化人類学者の

梅棹忠夫に、一力を案内してもらった機会があった。

 

 その時に女将から、話が出たそうである。

「うちはまだ、湯川先生からお勘定をいただいていません」という

話のやり取りがあった。湯川(秀樹)さんとはあのノーベル賞学者。

 

 湯川博士が若い頃の話でそれを

一力の女将がしっかり覚えていて、自慢気に語ったという。

 

 京都は、学生や大学の先生を大事にして

してくれるところとして、むかしら有名。

つけで飲ましてくれたり、出世払いが通用していたりしていた。

 

 今はその全面的な確認が取れないが

東京では、絶対にそんなことはあり得ない話だ。

 

 「高い、高い」、といわれる「京都の壁「」だが

学生、教師には少し低くなっていると養老先生のこの本のコメント。

 

 

 百万遍の京大の有名な看板は

なくなったようだが

 それは自由を大事にする気風の表れだった。

時代の流れは変わりゆく。

 

 もう一つ、養老先生のエピソード。

先生はお酒が好きのようである。

 

 若い頃は、京都に来ては木屋町で

よく飲んだそうである。

 

 夕方4時から飲みだして

ウイスキー一本がなくなると帰るという

文章をこの本に残している。

 

 虫を捕るのが無類の先生が

意外な側面を露見して、人は見かけによらない

文言はそれを証明していておもしろい。笑い泣き