先日、平等院へ行く途中に
宇治橋の奈良側のたもとに、紫式部さん(以後敬称省略)の
石像があり、珍しいので撮ってみた。
ご存じのように紫式部は源氏物語の作者。
平安初期、中期の宮廷や世相を描いた才人。
枕草子を描いた、清少納言とは当時のライバル。
伝えるところによればあまり、仲が良くなかったとされる。
像の横に当時の生活ぶりを表わす
イラストも表示されていた。イメージがわきますね。
源氏物語は全編54帖。
このうちの10帖が、宇治を舞台にしている。
主人公の光源氏は登場なしで
薫・匂の宮に、八の宮の姫君たちを配置して複雑な
人間模様を描き出している。
源氏物語は、世界で初の長編小説という
評判をとっている文学でもある。
世界各国にも翻訳されているそうである。
平安時代の文章は読みずらい。
「いずれの御時にか~」に始まるあの文体。
ということで、現代語訳が多くある。
歌人の与謝野晶子、谷崎潤一郎
戦後には円地文子、田辺聖子、橋本治、瀬戸内寂聴等々。
瀬戸内さんは今年、97歳になるそうで
源氏の現代語の売れ行きが一番いいと
先日の新聞インタビューで、本人が述べられていた。
源氏物語は、瀬戸内さんの小説内容とどこか似通った
ところがあるようにも思えるが。それが影響しているのかもしれない。
宇治橋からの宇治川。
紅葉の時期は、もう残り少ない。




