東大法学部卒業生の就職率26%の時代 | 世情いろいろ

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日々、思いついた事、感じた事を写真をまじえながら
記録していきます。そして季節性を取り入れながら。ジャンルは
多岐、多彩にと思っています。

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 時代は移り変わり行く。
 
 
現下は苦難の時。今後の生き方は
 改めて見直そうという動きを迎えている。
 
そんな一面を、ほうふつさせるような記事を以前に書いていた。
 
 
 
 東京大学法学部出身の卒業生の就職率が
 
26%という時代があった。戦前は帝国大学となっていたが。
 
 
 かつて、「キメラ 満州国の肖像」(山室信一著 中公新書)が出版され
 
評判になった書物があった。最近、この本を読んでいて
 
 衝撃的な文面があり興味を覚えた。
 
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 1932年に中国東北地方に誕生した「満州国」。
 
そして、日本の終戦を迎える1945年まで存続した。
 
 この国は、当時の日本軍部主導の植民地政策による「傀儡政権国家」といわれる。
 
太平洋戦争につながる1931年の満州事変で、日本の軍部の出先機関だった
 
 関東軍が清朝最後の皇帝溥儀を立てて作り上げた国とされる。
 
 
こうした政治背景の中で満州国が出来て
 
 一方で、世界不況にまみれ、不況にあえぐ日本が
 
満州国に起死回生の新天地を求めたそうである。
 
 
 このギリシア神話の怪物「キメラ」の書物の一節に、こう書かれている。
 
 
「1931年、窮迫した農村で娘の身売りが続出。”娘地獄”が出現。」
 
 「労働争議の件数が戦前期の最高に達し、東京帝国大学法学部卒業生の
 
  就職率は26%と史上最低記録。各地で米よこせデモが頻発等々」
 
 
株価暴落でブラックマンデーと言われた、戦前の世界不況(1929年)。
 
 日本が戦争への道を歩んいくのは
 
こうした経済状況の惡化が、ひとつの背景にあったのではないかといわれる。
 
 昨日は、アベノミクスをめぐって衆院予算委で、民進党の岡田代表と安倍首相の
 
論議が交わされた。中身はかみ合わなかったが、「戦前レジームの回帰」みたいなものが
 
 ないように願いたいものだ。
 
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 中公新書「キメラ 満州国の肖像」から、写真等を抜粋させてもらった。