
どこか懐かしい感じのする木の橋。
欄干が無くて、橋脚だけが目立つ「流れ橋」。
京都郊外の京都・八幡市と久御山町を
木津川でまたぐ橋である。
時代劇など、映画のロケにも使われるそうである。
この橋が、今年10月初めの台風の大雨と近くのダムの影響による
増水で流れてしまった。正確には橋脚部を残し
上の歩行部分の橋板が流された。
その最近の様子を見にいく機会があった。

1枚目の写真は流される前の去年夏の橋。
2枚目以下が流され壊れた橋。


自然の驚異を感じさせる思いだ。
まるで家屋が、地震でこわされたようにも思える。
この流れ橋は昭和の20年代に作られ、それまでは
対岸を結ぶ渡し船があったそうである。
長さは356メートル。全国的にも最大級。
静岡の大井川にもこれに類する橋がある。

もともと、大雨などの増水で上の歩行部分が流れても
橋脚が残る仕組みになっていたが。
流出覚悟の橋だったわけで、これまでも同じ災害があったとのこと。

復旧を目指し、管理する京都府のスタッフが
点検に訪れていた。
この流れ橋は、この付近と嵐山を結んでサイクリングロードが
設置され、観光的な要素の性格を持っている。
橋が壊れていても、サイクリングにやってくる人の姿が目立つ。
ちなみに、この橋を愛したと言われる俳優の藤田まことの歌がある。
「木津の流れ橋」がそれである。
どんな歌か、ユーチューブで聞いてみるのも一興かも。
それにしても、もうすぐ発足する安倍内閣で
国土強靭化対策で200億円を計上するプランが
練られている。
「コンクリートから人へ」が「人からコンクリ-トへ」と
時代が変換しつつある。さしずめこの木の橋は
どの範疇に入るのだろうか。

これは昨年の木津川の堤防(京都・橋本市内)