
辻原登さんの小説「花はさくら木」はロマン溢れてた
ストーリーでたいへん面白い。
この小説は、「花はさくら木ひとは武士」という
言葉から始まる。何となく琴線に触れるフレーズである。
現在の武士は誰であろうか。

桜にまつわる言葉や詩歌は多いが
思い出すままに一句。
「花の雲鐘は上野か浅草か」(芭蕉)も有名。
この花はもちろん桜。桜が雲のようになっていると表現したもの。
満開の桜に、鐘が鳴るとは情緒てんめんのかぎり。
今はこんな情景は、ほとんど感じ取ることができないのでは。

世界できれいな言語としてフランス語が
あげられるが。
日本語の「花吹雪」が世界一美しいと言った人は
詩人の谷川徹三さんということが、なにかの本に出ていた。
桜の本場の日本的情緒の発露か。
それにしても、「行く春や~」の季節に移りつつある。