
またもや、閣僚の辞任劇。
”どじょう内閣”が滑り出したとたんに
今回の鉢呂経産相の失言で、前向きの姿勢が阻まれる。
辞任の引き金になったひとつに
原発事故の周辺を、「死の町」と表現したことにある。
ここですぐに思い出したのは
オーストリア出身でアメリカの作曲家コルンゴルドの
オペラ「死の都」。音楽参考書には「死の都市(まち)」と
書かれているが、一般的には題名は「死の都」。
オペラはベルギーの観光都市ブルツへを舞台に
喪失感の克服がテーマになっている。
美しい音楽に包まれた歌劇で、R・シュトラウスや
プッチー二に似た曲想になっている。
日本でもコルンゴルドの生誕100年を記念して
京都市交響楽団が井上道義指揮で演奏会形式で
1996年に公演が行われた。
この時にも、題名が京都にふさわしくないと
物議を醸した記憶がある。
それにしても、鉢呂さんはベテラン議員。
発言内容は、いかんともしがたいが
閣僚としての配慮に欠け、野党の餌食にされる題材となる。
足の引っ張り合いか、政権奪取劇の再来か。
国民不在の”永田町劇場”の行く末が、またも思いやられる。