

先日、京都の稲荷大社を訪れた際に
お目にかかった鶉(うずら)の焼き鳥。 すずめの焼き鳥と並んで、参道の飲食店で売られている
むかしからの有名品である。
ところが、最近はすずめが少なくなり
販売がストップになったと、報道が行われていた。
なぜ、すずめがいなくなったのかは
詳らかではないが、多分環境の変化の結果だろうと
推察される。
そういえば、この頃は電線に並ぶすずめの風景が
見られなくなったようである。
すずめはここまでで。
次ぎはまだ売られている「鶉」。辞典によれば鶉は
キジ目の鳥。かつては人家でも、飼育されていたそうである。
肉と卵はおいしいとある。
卵はそばの汁などに用いられる。
稲荷大社のある深草は
そのむかしは人家のない淋しい場所の
ようであったと聞かされていたが
今は、都市化の波が押し寄せ
民家などが密集。
鶉などが住める場所はない。
したがって、売られている鶉も
国産ではあるが、深草のものではないらしい。
鶉にちなんだ、藤原俊成の有名な短歌がある。
「夕されば野辺の秋風身にしみて
鶉鳴くなり深草の里」
俊成の息子は、これも有名な歌人の定家。
小倉百人一首の編者である。

