
波紋を広げている。
小沢さんは3月の秘書の逮捕、起訴以来
強気の発言で辞任を拒み続けてきたが
本心は、ハムレットの気持ちではなかったか。
「辞めるべきでないか、辞めるべきか」。
結局は、民主党は一旦、小沢代表を支えると
党議で決めておきながら、解散・総選挙を前にその空気は
一変し、辞任やむなしの声に圧倒された感じ。
「敵(自民)は本能寺(民主)にあり」のたとえに似ている。
それというのも、西松建設から多くの政治献金を受けながら
国民に納得のいく説明がなかった事が、大きな起因になっている。
秘書逮捕は政治資金規制法が根拠になっているが
小沢さんはこんなのは形式犯で、いかほどでも修正できると
検察と対峙。その妥当性がマスコミ、国民の反発を招いた。
考えてみると、いわゆる形式犯といわれるものは
膨大な数の法律の中でもたくさん見られる。
法律があっても、必ずしも摘発されず見逃されているケースが
刑事犯以外で多くみられる。特に行政関係の法律に多い。
「仏を作って魂を入れず」の類だ。
早い話が、全ての法律の基本となる現行憲法。
交戦権は認めないまでも、現実は自衛隊という名の
軍隊を保持している。これは憲法の拡大解釈に基づく。
法律は、いかようにもなる運用方法が、その可能性を帯びていると言わざるを得ない。
政治資金規正法も改正をくり返し行われてきたが
その実効性は、抜け穴が多いように思う。
小沢さんはこの点を熟知していたから、強気になれ
検察批判を繰り返してきた。
思えば、小沢さんは田中角栄さんの愛弟子。
その読みは深い。
小沢辞任が、政権交代にどのように影響すのかは不明。
どちらに転んでも自民、民主の単独過半数は困難の情勢。
参院のねじれ現象が衆院にも及び、政界再編は自明のように思う。
「100年の一度の経済危機」の対策の名の下に
国の財政破綻状況は加速。
国家100年(せめて10年ぐらいは必要)の計も求められるが、出で行く金の政策ばかりで
行政、財政改革は立ち往生。
昨年9月の自民・総裁選の時に、取り上げられた国会議員の定数削減の論議もなく
霞ヶ関の改革も反対方向のモード。
また、自民の高速道路の千円乗り放題と民主案の高速道路の完全無料化と
環境問題に逆行。麻生内閣のバラまき行政が話題になっているが
高速道路はガソリンのバラまき。この影響で鉄道、フエリーの乗客は減少。
選挙後の消費税アップだけがちらつく。どこかおかしいのではないか。