






ちょっとでも、苦しみから脱却を
願うのは人情というべきか。
いろんな苦しみを抱えている人の
信仰の厚い寺が、京都・西陣の千本通にある。
くぎぬきさんとして、親しまれている「釘抜地蔵」。
正式名は石像寺(しゃくぞうじ)で
弘法大師の開基と伝えられる。
もとは、もろもろの苦しみを抜き取るという信仰から
「苦抜地蔵」と呼ばれていたとの事。その後
それがなまり、釘抜地蔵に変わったといわれる。
一説には、手の病気に苦しむ商人の夢に
地蔵菩薩が現れ、手に刺さっていた二本の恨みの釘を
抜いて救ったという事から、釘抜地蔵になったとも伝えられる。
お堂の周りを、年の数だけ回ると願いが
かなうという。
お堂の周囲には、約1千枚の絵馬が掲げられている。
これは、苦しみの釘を抜いてもらった人のお礼の絵馬。
都心部にある小さな寺だが
旅行者の参拝もあるという事で
終日、お参りの人が絶えないようだ。