



昭和30年代の神戸港の名物に
「3大見送り」というのがあった。
最近、神戸港の関係パンフを見ていて
知った次第。それは
1) ハネムーンで関西汽船で旅たつ新婚さんの見送り
2) 捕鯨船団の見送り
3) 出迎えのない移民船の出港
まずはじめのハネムーンから。
今は車社会が進行し、新幹線、空路で国内、海外に
出かける新婚さんが大繁盛。
しかし、かつては船で九州の別府あたりに
出かける新婚旅行が目立ったよう。
近頃はその人影が見られそうにない。
豪華客船の旧婚旅行が目立つようにな傾向に
あるようにも思える。
鯨が食用として、もてはやされた時代には
南氷洋での捕鯨が盛んで、神戸港は
捕鯨船の母港だった。これも時代の流れで
商業捕鯨はストップ状態。
最も古いのは、移民船の見送り。
神戸港から最初の移民船「笠戸丸」が
、
ブラジルに出航して140年になる。
神戸からブラジルには、延べ640隻の船が
往復し24万人が移住していった。
ハネムーンの見送りは、華やかでいうことはないが
捕鯨船の見送りや出迎えには、家族や関係者が詰めかけ
盛大な光景をみせていたそうである。
ちょっと悲しいのは、移民船の見送り。
日の丸の旗が振られ、五色の紙テープが
手に何本も握りしめられ、別れを惜しむ人たちで
沸き返るような賑わいだったという事である。
最近の神戸港はすっかり、様変わり。
神戸港の3大見送りは、はるか遠い時代の出来事に。