







龍安寺(りょうあんじ)は石庭の
ある寺として有名で、出かける人も多い。
龍安寺は臨済宗妙心寺派の寺院。
もと大徳寺家の別荘だった。
宝徳二年(1450)に細川勝元が譲り受け
禅宗の寺として、妙心寺の義天玄承が開山。
その後、応仁の乱で消失したが、子の政元が再興。
寺の方丈はともかく、ここは石庭が見所。
長方形の庭の中に白砂を敷き
15個の石を組んで、五ヵ所に配置し、木や水を用いていない。
シンプルそのものの感じ。
いかにも、いわくありげな雰囲気の庭だ。
多くの人が、それらしい解説をしているが
その意味するものを、理解するのは難しい。
逆に言えばこんな点が、人を引きつけるのかも知れない。
室町時代末期の作庭と伝えられる。
石庭の塀が低い。その理由として
細川家が源氏として、その始祖の石清水八幡宮を
この寺の書院からとおして、遥拝するためとか
細川家領の阿波国、河内国の情報が男山から
烽火が上がるのを見るためとかの、推理があるらしい。
しかし、こんな政治、軍略上のことでなく
庭の広さを見せる、効果を狙ったものともいわれる。
とにかく、よく分からない天下の名園。
平成6年に世界遺産になっており
訪れる外国人も多い。
石庭がこの寺のシンボルだが
書院前に鏡容池が大きく広がり
いま、スイレンの花が咲きそろいきれい。