








全国有数の奈良・桜井市の「長谷寺」。
ボタンはすでに終わってしまったよう。
鉢植えのボタンだけが、遅咲きのように残っている。
変わりにあたりを埋める、もみじなどの新緑が
目に鮮やかで、ボリュームたっぷり。
長谷寺は真言宗豊山派(ぶざんは)の総本山。
天武天皇の頃、川原寺の道明が開創。
さらに、天正年間に再興がはかられた寺院。
本尊は高さ8メートル余りの金色の十一面観音。
寺の場所は、むかしからの初瀬街道(はせかいどう)沿いの
山間にある。
境内入り口を登ると、長い石段の燈廊が続く。
均等のとれた、歩きやすい立派なつくりで
長谷寺のシンボル的な存在。
登りつめると本堂。左に折れると
大国堂、太師堂を経て五重の塔に出る。
いわゆる、長谷寺の初瀬詣は有名。
「源氏物語」をはじめ「枕草紙」「更科日記」「今昔物語」などにも
登場。多くの文学に取り上げられている。
長谷寺はボタンだけでなく
春の桜、秋の紅葉の名所でもあり
花の寺として人気が高い。