




暮れの頃から、咲き始めている時期の長い花。
あの黄色い花は、心に春のぬくもりを感じさせるようだ。
江戸時代中期の俳人の与謝蕪村(よさのぶそん)に
菜の花の句がある。
〇 菜の花や月は東に日は西に
〇 菜の花や鯨もよらず海暮れぬ
〇 菜の花や摩耶を下れば日の暮るる
一番目の句は特に有名のよう。
二番目は鯨の風景を思い出した句だが
昨今の捕鯨は世界の一部の環境団体が
反対ののろしを上げ隔世の感。
三番目の摩耶は神戸の摩耶山を指す。
蕪村は今の大阪・都島区の出身。
その後、江戸に出て全国を回り
最後は京都に居を構える。
京都・下京区仏光寺通烏丸西入るに、住居跡の石碑がある。
蕪村は松尾芭蕉、小林一茶と並び江戸俳諧の第一人者。
俳画の創始者ともいわれている。
蕪村にもうひとつ有名な句がある。
〇 春の海終日(ひねもす)のたりのたり哉(かな)
(写真の4、5は摩耶山天上寺の句碑と摩耶山)