


周囲を取り巻く樹木の葉は
閑散としたものが多い。
こんな時に、細い黄色のひものような
花弁を四つねじらせるように咲く花。
早春に咲くマンサクの花だ。
この花が咲く年は「豊年満作」という
言葉があったらしい。
日本の樹の名前は農事と結びついて
開花の具合で、吉凶を占った風習がみられれたとのこと。
米にに関していえばかって、豊作かどうかは
その予想が大きなニュースになっていたが
今は農業技術が進み、あまり話題に上らなくなった。
マンサクはマンサク科の落葉の小高木。
ほぼ全国的に見られる花だが
山、公園や一般の庭などに見ることができる。
春早く真っ先に咲く(先ず咲く)から
その名前がついたともいわれる。
四季に関して、興味ある記事が載っていたので
書き留めておきたい。
ユニークな作家でシャンソンも歌う
野坂昭如さんの著名人との往復書簡の一節。
「…日本人は古くから四季を尊び、楽しんできた。…
四季を親しむ心は宗派を問わず、八百万の神々を敬い
自然と仲良くする生き方を育ててきた」
「日本の四季は失われつつある。舶来ものの
クリスマスやハロウィンなどは商魂たくましくもてはやされている。
一方、お盆や正月は形ばかり。…現代人の四季や自然との
つき合いかたは、いびつになる一方だ。これを育む下地が
失われている。日本人が農業から離れた事が根源的理由。…」
(雑誌 通販生活 春号から)
偶然だが、どこかマンサクの花とも比べたような感じ。
今夏は洞爺湖サミットが行われ、環境が大きなテーマに
なるにも関わらず、日本の取り組みは先進国に比べいまいちの
動き。防衛省の不祥事や政局がらみにばかりに手間を取り
政治の歩みは牛歩のようだ。