





これをカラフルにきれいに絵馬にした
お寺が京都にある。
四條と三条を南北に結ぶ新京極通の
中ほどにある。その名は「蛸薬師堂」。東西の通りは蛸薬師通。
新京極通は土産物が多い、商店街風の繁華街。
店に並んで寺がある。京都らしい佇まい。
仏教の霊地の比叡山とゆかりのある寺。
病気を治す、ご利益があると知られている。
それにまつわる伝説がある。
そのむかし、この寺に住んでいた僧の善光が
母親の病気を治す為、この母親が好きだった蛸を
市場に買いに行き帰る途中、町の人にとがめられる。
僧侶が、生ものを買うのはどうかというわけ。
しかし、善光は町の人に事情を話すと
買ってきた蛸は、八つのお経の巻物になり
母親の病気が治り、これ以後、町の人も
この寺に信仰を厚くしたしたというもの。
寺の正式な名前は永福寺といい、薬師如来像を
本尊にしている。
薬師如来は字の通り、病気を治す薬にも
由来しているように思える。こんな事情が
この寺に反映されているようだ。
かつての、通りの名前を歌った京のわらべ唄の「姉、三、六角、蛸、錦」の
蛸が蛸薬師通。
ストリートを通るとつい、見過ごしてしまうような
小さなお寺だ。しかし、中に入っただけでもご利益があるそうだ。