







昨今の世相。こんな動きを反映してかある種の
スピリチュアルなものに頼りたいムードが漂う。
こうした背景の下に、平成の時代以後
陰陽師の安倍晴明ブームが起き、3年前には
晴明の千年祭が行われた。話はそれるが今年は「源氏物語」の千年紀。
今も人気の高い晴明神社。
京都・中京区の堀川通一条のすぐ北に社がある。
晴明神社は平安時代に活躍した陰陽師の第一人者の
安倍晴明を祀っている。
天皇の血脈をひく晴明は当時、陰陽道に通じ
陰陽寮(陰陽道を担当する役所)の天文博士として
朱雀、村上など6代の天皇に仕える。
陰陽道は古代中国の陰陽五行説に基づいて
天文、暦、占いなどを扱う術。
歴代の朝廷の祭政や、今も一般に使われている暦に
多くの影響を与えているとの事。
また、神社は晴明が創った、魔除けの桔梗印をシンボルにしており
祈祷符にも使われている。そのゆかりとして
神社には1500本の桔梗が植えられている。(桔梗の花は今はシーズンオフ)。
さらには、果物の桃も陰陽道の厄除けの対象になり
金属製の厄除け桃が、神社前に置かれている。
この他、晴明井と名づけられた井戸もあり
古くから清水が湧いているそうだ。
この地はお茶の千利休の終焉の地。
秀吉にもこの水でもてなし、自身も
この水で最後を飾ったらしいという、神社の説明もある。
一方では、参拝者用に強運を招くという神社、晴明にちなんだグッズも
いろいろと販売されており、ブームを裏付けているようだ。
この神社からすぐ南にある、一条戻り橋で
晴明は「式神」を操り使って、役目の手助けにしたという
伝説も残されている。この一条戻り橋には
勇者の渡辺綱が、平安末期に鬼女と対決したという
話なども残されている。
どうも、京都の街は美しい半面、おどろおどろしい
内面を秘めているようだ。
最近、ニュースで賑わした幹部警察官による
霊感商法やフジテレビの27時間テレビの
霊能師騒ぎなどについて、安倍晴明はどんな感想を
抱いているのだろう。
晴明の考えに反するような、ずるい悪乗りはルール違反だと思うが。