幕の内 | 世情いろいろ

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日々、思いついた事、感じた事を写真をまじえながら
記録していきます。そして季節性を取り入れながら。ジャンルは
多岐、多彩にと思っています。

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 東京、大阪では恒例の新春歌舞伎の

興行があり、TV中継も行われていた。

 日本の伝統芸能のひとつとして

歌舞伎は今なお人気がありそうだ。

 この歌舞伎から、一般に使われるようになった

言葉が多く生まれた。

 「お前の出る幕ではない」「のべつ幕なし」

「引っ込みがつかない」「鳴り物入り」「引き立て役」

「大向こうから声がかかる」から「二枚目」「十八番」など。

これらは歌舞伎用語から日常用語に変貌してきた。


 同じ歌舞伎関係の言葉である幕間(まくあい)。

「まくま」とよく言われる事があるが、「まくあい」が正しい。

話が飛ぶが、歌舞伎以外では「幕間劇」もある。

 西洋の演劇で、長い幕間に挟んで本筋と関係のない

気分を変える教訓的な小喜劇などである。

 日本でも、能楽における狂言もこれと同じだ。

双方が真似しあったわけではないが、妙に一致しているようだ。


ところで、この幕間を「幕の内」ともいい

 芝居の間に食べるのが「幕の内弁当」。

今も東京・歌舞伎座などで、その弁当が発売されている。

 歌舞伎だけでなく、日常でも和風料理として

幕の内弁当が用いられている。。

 話が戻るが、ヨーロッパなどのオペラ、コンサートの

幕間に軽い食事やシャンペイン、ワイン、ソフトドリンクを

 飲食する慣わしがある。これも偶然の一致か。


この幕の内は、相撲用語でもある。前頭以上の

 ランクの高い力士で、「まくうち」とも言う。

今日4日から仕事始め。まだ正月気分が抜けきらないが

 7日あるいは15日までが、正月である松の内。

   参考 ことばの歳時記(金田一春彦著 新潮文庫)など。

      写真は歌舞伎座のHPから。