
ホトトギスが咲いている。
ユリ科の花だが、一般に
白地に赤紫の斑点のあるのが
多いように思う。自生、園芸種を含め
種類はたくさんあるようだ。
主に庭に植えられるが、茶花などにも利用される。
ホトトギスの名の鳥もいる。夏鳥。
花の名前は、鳥の腹の斑紋が似ているところから
つけれれたらしい。
花の漢字は杜鵑草。鳥の漢字名は多い。
杜鵑をはじめ時鳥、子規、不如帰など8つもある。
ホトトギスの鳥にまつわる文学関係は、古来から多いようである。
近代では正岡子規の主宰した俳句雑誌や明治の頃の
徳富蘆花の小説「不如帰」など。小説は武男と浪子の家庭的葛藤を
描いたもので、当時かなり評判になったらしい。
ところで、戦国時代の武将を代表する、有名なホトトギスをめぐるフレーズ。
織田信長 鳴かぬなら殺してしまえホトトギス
豊臣秀吉 鳴かぬなら鳴かせてみようホトトギス
徳川家康 鳴かぬなら鳴くまで待とうホトトギス
信長は比叡山焼き討ちなど、強引な政治手法で天下を平定した人物。
その恨みの反逆か、本能寺の変で倒れる。
秀吉は巧妙な方法手段で行政手腕を見せるが、跡がなくなってしまう。
家康はいわゆる待ちの政治手法をとり、徳川家安泰をはかる。
それぞれ3人の武将、天下人のキャラクター、考えを表している。