






代表的な観光資源だが
姫路にも異人館がある。
新快速電車が運転されるようになって
急速に人口が増えた姫路市。
最近は世界遺産に登録された姫路城が
脚光をあびているが、姫路はもともと城下町。
市内は都市化が進んでいるが
西側の臨海部に位置する網干(あぼし)地区には
まだ、古い町並みが残され郷愁をかり立てられる。
こんな一角に、ダイセルの異人館がある。
ダイセル化学は大阪、東京に本社を持つ化学品メーカー。
明治42年(1909)にダイセルの前身である
日本セルロイド人造絹糸の工場が、この網干に建設される。
工場の操業にあたり、イギリス、ドイツ、スイスから
技術者を招き、工場の敷地内に彼らの居宅として
洋風住宅が建設された。
そのうちの2棟が残され、1棟は内部がほぼ当時のまま
保存され資料館として活用されている。
様式は十九世紀のイギリスのコテージの類似意匠がみられるが
アメリカのコロニアルスタイルとの共通点が多いという。
建物の中は、明治以来からの会社製品や塩田跡だった付近の資料などが残されている。
中にはセルロイド製のキューピーの人形もあり、懐かしい感じ。
時代の移り変わりが体験できる。
もう1棟は会社のクラブハウスになっている。
これらの異人館は兵庫県の住宅百選に選ばれ
姫路市の都市景観重要建物にも指定されている。
入館は無料だが、土、日曜は休館。
※ 交通は山陽電車網干駅から徒歩約15分。