アメリカをはじめ世界に
波紋を投げた、安倍首相の突然の辞任。
きのうのニューヨーク9,11の出来事から
6年目を迎えていただけに
安倍首相の辞任は唐突の印象を受ける。
もちろん、タイトルは逆説的、揶揄的な意味でだが。
きのう、国会で新しい施政方針演説をしていただけに
突然の感は否めない。首相はテロ特措法の扱いを巡り
民主党代表との話し合いを拒否された事を
辞任の理由に挙げている。
果たしてそうなのか。
与謝野官房長官は安倍さんの健康上の理由を
記者会見で述べている。
安倍さんと与謝野さんは内閣発足の冒頭から
考えの違いを見せていた。安倍さんは霞ヶ関の
徹底した改革、かたや与謝野さんは官僚との
柔軟な取り組みなどと、考えにかなりの温度差を見せていた。
先月27日の第2次安倍内閣は
一見、堅実に見えていたが、安倍さんにとっては
先輩格が多く、やりにくかった事が推察される。
安倍さんの政策面は、マスコミにたたかれはしたが
「戦後レジームの脱却」は戦後60数年を経て
いろんな弊害が出て、時代にマッチしない事が
山積していただけに、極くあたりまえの取り組みだった。
ただ、憲法の9条については国民の議論は
深める必要はあったが。
「美しい国づくり」についても、ただ自然の
美しさだけでなく、人の心や経済面においての
取り組みだったはずだ。
総合的にあまりにも汚くなった日本を
元に戻す手立ては、これもあたりまえの事柄で
言葉尻だけをとらえられ、もう一つ理解が
得られなかったようだ。
1年間の安倍内閣。スタート時点は60パーセント台の
支持率があった。しかし今年に入り
柳沢大臣の「生む機械発言」から、けちが付き出し
大臣の自殺まで飛び出し、支持率は急落の一途。
再生を図る2次内閣でも農水相のつまずきで
再びダウンの憂き目に。
あくの強い小泉さんとの、運の違いが出てしまった。
めぼしい首相後任がいないだけに政局は
当面、混迷を深める。
懸案のテロ特措法を巡り、民主党の出方が
注目されるが、アフガン、イラク問題は
日本にとってどういう位置づけをしておくのか
民主党など野党と、真剣な議論を国会で深めるべきだ。
新しい日本の出番がまっている。