今月末に参院選挙が行われ
連立の自民、公明両党で過半数割れが
あると政界再編もおきるかもしれない。
年金が争点だが、年金の記録漏れかそれとも
年金手当ての不足がテーマなのかよく分からない。
どちらも大事だのであるが政党、候補者は
何を訴えているのかもうひとつ判然としない。
言葉の上滑りの感は否めない。
こうした中、政党の党首、委員長のニュース番組への
生出演があり、時代の流れを感じる。(テレ朝系の報道ステーション)
選挙最中に各党のトップがニュース番組へ出る事は
かってなかった事で、時の流れなのだろう。公選法、放送法の公平性を踏まえてのことだが。
たしか、小泉さんの総選挙時にも、本人の出演はなくワイド番組でも
幹事長だった。
これまで選挙時の党首クラスのニュース番組への出演は
局側では視聴率がかせげない事情から見送られてきたように
思うが今回の場合、いかほどの視聴率がかせげるのか。
今夜は共産、社民のトップだ。
初回の自民の安倍さんの時は、キャスターが懸命にいい話を
引き出そうと苦労していたが、つまるところは安倍さんペースで
いわばあたりさわりのないやり取りに終始した。役者は安倍さんのほうが上。
ある意味では、テレビの限界だ。
党首クラスのニュース番組の出演は
画期的なことであるが、裏を返せばあたりまえのことで
アメリカなどではTVを意識した選挙は常道だ。
日本のTVのネット時代を迎えた現象のひとつもといえる。
もうひとつは、先の自民、民主の党首、代表の共同会見の裏返しでもあろう。
ただ気になるのは有権者の約半数が、いわゆる無党派層。
各政党を支持しないか、あるいは政治に無関心の人たち。
特に、政党を支持しない無党派層は、どのように選挙に臨めばいいのか。
政党トップのTV出演で選挙の投票行動が大幅に変わると
思わないし、局側も同じ考えだろう。
示唆にとんだ新聞記事のコラムを見た。
「強く支持したい候補者がいなくても投票に行かなくてはいけない、というは
何とも意気のあがらない話ではある。しかしその味気なさに
耐えるこそが、デモクラシーを支えていく」とし
過大な幻想を選挙に抱いて、あとで失望するより醒めてとらえていた方が
大きな「政治」につきあえると結んでいる。(苅部東大教授 7月7日毎日新聞夕刊)