
見直しの機運のある市電。
京都は日本で初めて市電が
走った所(明治28年)。びわ湖の水を
ひいた疎水の水を使った蹴上の
水力発電所の電力を利用。この水力発電も日本初。
東京に都が移され、衰退防止のため懸命の
都市振興策の一環でもあった。
桜で有名な平安神宮も、この遷都に関係し
明治以後にできたもの。
本題のちんちん電車。
京都駅近くの七条から北野天満宮まで
堀川沿いに走っていた。
車掌がひもを引いて、鐘をちんちんと
鳴らしたところから、この名がついた。
車内は片方だけに座席があり、もう一方は
背もたれのようなものが、ついていた。
また、ちんちん電車はドアがなく、くさり式で
運転手は客が降りるたびに、くさりを
はずしたり、はめたりした。
軌道の幅は、あとからできた市電に比べ狭く
当初のちんちん電車は、窓ガラスがなかったそうだ。
私も親に連れられ、ちんちん電車に乗った
思い出がある。
※参考文献 「京のあたりまえ」(岩上力著 光琳社出版)