今日も真っ白な服を着て出掛けました


帰り道ですれ違いざまにナイフを渡されました


その人は赤、青、黄、ショッキングピンクに金銀とありとあらゆる色のついた服を着ていました




その人は言いました

真っ白な服を着ているね、と


その人は言いました

つまらない服を着ているね、と


その人は言いました

つまらない顔をしているね、と




その人はナイフを渡しました


君はつまらないからね、と




まるで自分に曇りがなく


向こうが透けて見えるほど純粋に


笑顔でナイフを渡しました



思わずナイフを受けとりました




僕はナイフを持ったまま立ち尽くしました


髪の毛まで七色に染まった彼は言いました


君は見ていてつまらない、と



僕はナイフを持ったまま

彼は2つめのナイフを取り出して、一直線に振り抜きました


彼のナイフは刺さりました


僕のナイフには一点の曇りもなく


血染めのナイフが1つ僕の左胸で生まれました




胸を貫いたナイフを引き抜いて、彼は逃げ出しました


僕のシャツはいつの間にか血で緑に染まっていました


僕は右手に持ったナイフを投げました

彼を切り刻んでやりました



ド派手な彼の服の下に詰まっていたのはつまらない真っ赤な血だけでした