作品名:インサイダー
出演:ラッセル・クロウ、アル・パチーノ
監督:マイケル・マン
アル・パチーノとラッセル・クロウが熱演したタバコ産業をめぐる社会派ドラマ。
実話を元に作られた。
3時間にわたる長編であったが、終始緊張感が持続されていて飽きのこない作品
だったというのが私の感想ですが、題材が「内部告発」、そして乱闘や銃撃戦
のような派手さが入る余地の無い作品であるために、人の好みで賛否は分かれそうだ。
アル・パチーノは「60ミニッツ」報道番組のプロデューサー、ローウェル・バーグマン。
ラッセル・クロウは大手タバコ企業ブラウン&ウィリアム(B&W)社の研究開発部門
元副社長ジェフリー・ワイガンド。
B&W社の不正を内部告発すべく立ち上がったワイガンドだが、
彼は会社と守秘義務契約を結んでおり、アル・パチーノの作戦で
「60ミニッツ」のインタビューをうけ、告発を収録している間も
会社から脅迫を受けつづける。
その後、番組報道を取りやめる決定が上層部から下された。
上層部が訴訟問題に発展するのを恐れたためだ。
ワイガンドはこの決定に絶望し怒りを隠しきれなかった。しかし諦めない
アル・パチーノは真相を「ウォールストリート・ジャーナル」に暴露。
事件の真相を市民が知ることとなった。
上部に屈せずに正義を貫いたアル・パチーノとワイガンド共に、この内部告発で失った物は
大きい。内部告発の正の面だけでなく負の面もしっかりと描いた作品だ。
ラッセル・クロウ、アル・パチーノ両者はホントに渋くて素晴らしかった!
- \3,420