負けたチームは泣き悲しみ
地面を叩いて悔しがるけど
その姿を笑う事なく同情もなく
勝者は拳を突き上げて
湧き上がる歓喜に浸る。
恥を晒して苦しい時には
おどけて笑う場合もあるけど
素直に流れた涙を拭いて
明日へと進む道もある。
弱くて怖くて逃げたいからと
言い訳しながら遠ざかり
叶わぬ域の相手を想って
至らぬ惰性に溺れて眠ろう。
黙っているけど無関心じゃなく
困っていたけど言葉が出ずに
どうしたものかと見上げた空には
変わらぬ雲が広がっていた。
強さが欲しくて鍛えていたのに
必要なのは知性と理性と品性を
備えた感受性に剛性までを
組み合わせた個性だったかも。
青空ばかりじゃ枯れちゃうし
大雨続きじゃ実らない。
暑くて苦しい毎日は辛いけど
心地よい日々ばかりもつまらない。
笑顔ばかりじゃ刺激が足りんし
怒ってばかりじゃ面白くない。
黙ってばかりじゃ進まないし
喋ったままでも終わらない。
狙っていたのに届く事なく
諦めるというより、無理だった。
求めてみたら遠すぎたから
近寄ってみたら別物だったよ！
ゴールを過ぎたらまた始まり
スタートしたのにコケて落ち
奈落の底から見上げた地面に
感謝が出来たらまた明日♪