幻 | 心の波

心の波

ネガティブでも
幸せ探して生きてます♪

 
 
 
 
日の出より少し早めに家を出て
海沿いの国道をバイクで北上する事が
私には何よりの楽しみだ。
 
この高揚感は伝えずらいし
そもそも誰に示す必要もないので
私の特別感はかなり地味なんだけど。
 
そのことがかなりの喜びなんだと

尋ねられたら即答できるのに 

 

求められることもなく、わざわざ盛って

アピールする内容でも無いので

派手な演出も必要ない訳で。

 

それにしても、この時期の早朝とは

明るく閑散としていて心地よいものだ。

 

目的も目標もノルマもカルマも

背負わず気負わずにただ走り流す

それだけのことが私の全ての癒しとなる。

 

視界の良い爽やか気分に乗り

ギアを上げ流れる景色にサヨナラして

 

しばらく風になったつもりで

無言のまま駆け抜ける。
 
湧き上がるのはアドレナリンでも
ドーパミンでもただの欲望でもいい。
 
小排気量だけど高回転を維持したまま
走り続けることは危険なので
 
それ以上は暴走しないように
セロトニンを放出して軽めの
エンジンブレーキでセーブしよう。
 
特別な装備も無くて技術も技量も経験も
知性も理性も無いけど走るのは好き。
 
相当な拘りも一切無い状態でカスタムも
アレンジもチャレンジもしていない。
 
イニシャルアジャストなんて
異次元すぎる世界観だから
私にはこのポテンシャルだけで
十分すぎるスペックだ。
 
日常もこんな感じで快走できたら
私の日々は素晴らしいはずなのに、、
 
そんな事をイジイジ考える
暇がない時間は最上で最高のひと時だ。
 
聞こえる音が全て刺激になるぐらい
視界の広がりにも集中する。
 
湾内の水面は徐々に
東方からの日差しにきらめき揺れ輝く。
 
ああぁぁ~
この美しい景色をスマホで気軽に
パシャリと撮りたい!
 
そんな欲望が心か脳で蠢いていても
振り切って走り抜けた。
 
ううぅぅ~
あの時、路肩にバイクを停めて
手軽なスマホで撮影したなら
 
それなりの画像が残せたかもしれないし
貴重な写真が撮れたかもしれないのに。
 




 
 
 
数分走った後に振り返った空は
ごく普通の早朝の風景になっていたので
 
あんなに美しく見えた景色とは
幻想か空想だったのかもしれないけど。
 
日の出より少し早めに家を出て
海沿いの国道をバイクで走り
日差しが強まる前に帰宅する。
 
何事も無かったように見える
その事が実は、、魅力たっぷりな
喜びに満たされている場合がある、かも。
 
あくびしながらポリポリして
のうのうと平然と生きている
 
そんな平凡な日々にもつらつらと
見えない何かに導かれ
 
すぐに見失う幻のような美景に
何かを支えられて
いるのかもしれません♪