誰も知らない言葉を見つけたつもりで
嬉しくなって自慢したら笑われた。
誰も知らない言葉じゃなくて
僕が無知で無学なだけと知り
とても恥ずかしい気持ちに笑った。
恥ぐらいはいつもの話だと
いつも笑って済ませていたのに
その無知で人を悲しませ
無学な非常識とは失礼で無礼になると知り
余計に恥ずかしくなったので
僕は誰かと喋ることが好きではない。
誰も言わないおかしな点を
得意げに突っついたら怒られた。
誰も言わない事じゃなくて
言ったら差別になる時代ゆえに
知らん顔をして陰で呟いたり
気付かないフリでスルーするのが
この社会のマナーなんだと知り
無難に生きる知識を得た私は
かなり賢くなった気がしている。
誰も見てないあの時間に
奪って逃げようとした事が
バレて気まずい感じになった。
誰も見ていないんじゃなくて
盗んだら即、犯罪になることぐらい
誰でも知っている事なのに。
僕は合法的に盗み奪いつつ
違法性を問われた時には怖くなり
罪から逃げて正当化してしまった。
誰も語らない話題を探していたら
誰にも語れない生活になってしまい
誰にも奪われないように隠していたら
誰からも奪われないガラクタになった。
誰かに見せようとしていたのに
誰に見せる事もなく終わってしまい
誰かが救ってくれると聞いて信じたけど
誰も、何も、神も、仏も、何処にも
そんな都合のいい話なんてある訳がない。
奇跡も偶然も起きない当たり前の現実に
気が付いた頃には笑うしかなかった。
誰かが祈ってくれた事を拒み
誰かが願っていた話を踏みつけ
誰かの希望をへし折り
誰かの夢を潰す事で
僕の人生は出来ている。
やっとここまで来れたのが
僕の実際で私のリアルだ。
恨まれても笑われても
惨めで虚しくて悲しくても
哀しくて怖くて不安で痛くても。
日常的に魂を汚し
習慣で精神を穢した自覚があるのに
こうしてのうのうと平然と
何も不自由無く暮らせるなんて。
神が見てるからと少し我慢して
仏が嘆くからと僅かな辛抱をした程度。
後悔はしていないけど
喜んでもいない日々。
物事は何事も無常で非常。
善も悪も正義も正論も
正解も答えも何処にもない、無い。
何処にも無くて誰でも無くて
今でも過去でも先にも無いと聞いた。
そんな話をもっと早くに聞けて
運よく実践していたならば
僕はとっくの昔に消えていたはず。
たまたま行いも運も悪くて
下品に下劣に過ごした日々が
昔にもあって、この間も有り
昨日も在ったし、その前にも
ずっと以前からもあったな。
どこまでが本心で
どこからが本音かなんて
自分でもよく分かってはいないと
言い訳を書いたら前を向く。
何事も転じて何かへ繋がって
何処かへ向かっているのだとすれば
運に良いも悪いも無い事として
どんな情報もアドバイスも無視して
これからもこのままで
のうのうと生きよう♪



