「僕のパパが
お父さんじゃなくなるかも・・」
数週間ぶりに会った孫から
いきなり元気に告げられた。
聞けば、パパに新しい彼女が出来て
再婚する予定なのだという。
定期的な触れ合いの際には
好きな物を買ってもらい
映画もゲームも食事も行って
いつも楽しそうだったので
それなりにイイ関係性だと
爺ちゃん目線で微笑ましく思っていた。
まあ、、もと、婿どんも
35歳ぐらいだったハズなので
彼女の一人や二人なんて
当たり前だと思っていたけど
再婚すると聞いたら
少し寂しい気持ちになってしまった。
孫にとっては大好きな
パパなだけに
心の中の真意なんて
想像も出来ない事だが
ママから告げられた内容には
おそらく、、大袈裟に盛り上げた
怒りや嫉妬が含まれていたかもしれない。
両親の狭間で耳を立てていた
孫の気持ちは複雑だったことだろう。
「アイスでも食うか?」
と強引に話を遮り
コンビニに寄ったら
孫がレジ横で、からあげくんを
ずっと見つめていたので
思わず、一緒に購入した。
アイスの前に唐揚げから
食べようとしたので
溶ける前にアイスから…
って苦言を呈したけど
食後のデザートが
アイスだから!って論破された。
昼飯はまだだと言ったので
そのまま赤い看板の
ドライブスルーに並んでみた。
パパは出来婚らしいから
初めは、兄弟が出来るって
喜んでいたらしい。
でも、相手の方は初婚なので
パパはそれなりの覚悟をして
孫にも長女にも告げてきたみたいだ。
娘の呆れた怒りが
つい感情的になり
孫の気持ちを無視したまま
友達に話す内容を聞いてしまったらしい。
ママにも彼氏が出来て結婚したら
ボクはどうすればいいんだろう?
ボクのお家はどこにも無くなって
ボクの親は居なくなってしまうのか?
キミのママとジイジも、実は
本当の親子ではないんだ…
だから、何も心配すんな!
…なんて、言える訳でもなく
言ったところで今はそれどころではない。
複雑に絡み合う人間のそれぞれは
難しく見えることもあるけど
施せる範囲なんて所詮は僅かだ。
そのささやかな繰り返しの中でも
勘違い、思い違い、スレ違いが
毎日のように起きている。
金品で与える潤いも
全力で補うアレやコレも
タイミングや順番が違うと
別の意味合いとなる、
こともあるだけの話だから
細かい事は気にしない。
受け手の気分次第では
意外な解釈となることもあるので
この世とは不思議の連続だと思う。
だから、涼しく淡々と行動する。
悪口を言われても歩き
陰口が聞こえても歩くのさ♪
感謝の声が聞こえても
振り返らずにニヤニヤして歩き
応援される声に気が付いても
ニタニタしながら噛み締めて
前を向いて歩くのだ!
なぜならば、立ち止まって
振り返ると誰も居なくて消えるから。
全てが自分の幻想だと気が付いて
悲しくなると歩けなくなるかもしれない。
でも、大丈夫!
実は、誰も応援なんて
してはいないし
悪口を言う程に
何も気にされていないから。
自分の過剰な思い込みで
妄想を楽しんでいる分には
喜怒哀楽がとても刺激的なんだけど…
振り返ると、通った道があるだけで
空や夕日があるだけなんだよね。
いつの日か
キミのパパの気持ちが
裏切りでも我がままでもなかったと
素直に分かる日が来るだろう…
きっと、誰にでもある本能で
みんなにもある煩悩であり
人間に備わった欲望という
愛の証なのだと
キミもいつの日か
自然の移ろいのように知ることだろう。
男はね、いくつになっても
男なんだよ♪
キミももうすぐ
男になるのかな?
チン毛が先か
ワキ毛が先か
ジイジにも言える範囲で
ちゃんと教えてくれよな!
孫の成長が楽しみだ♪
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