幼い頃は
あんまり記憶が無いけれど
特に不自由することもなく
親に対しての不満もなく
成長させていただいたと思っている♪
でも・・
だんだんと
成長してしまうと
家庭の事情も状況も
何となく理解できるようになり
知りたくなかった現実が
嫌でも分かってしまうから
子供の成長なんて
その家々の考えに
どうしても左右されてしまう。
当然だけど
子供の立場なら
親の方針に従うしかない。
思春期になると
家の貧しさに気が付き
今まで特別だと思っていた価値観が
一瞬で崩れ去る。
例えば・・
僕のお父さんは
何でも作れる大工さんだ!
と誇らしく思っていた。
物は何でも
自分で作るものだと
教えられ信じていたので
食事も家具も
ちょっとした野菜も
うちは親が作れるから
凄いんだぞ!
って自慢に思っていたのだ。
近所には
公務員の方や企業に勤めて
それなりの安定収入があり
物とはどこかで買うものだ
という裕福な考えの家庭もあった。
食事はしょっちゅう外食&出前
物作りは外注(買い物)
車はまだ国産車が主流だったけど
生活は外国的な
洋風スタイルの家庭もあった。
貧乏人の息子は
お下がりの物でも
物を大事に扱うことが前提だったので
何でも自分で修理しなさい・・
という厳しい鋭才・教育だった ww
器用な少年となり
何故か自転車のパンク修理を
得意としていたので
唯一、自分が誇れる
隠し芸だった気がする ww
・・・・
時は経ち
他の家庭では
普通で当たり前のことが
うちには何も無い!
そんな格差に
気が付くようにもなった。
些細なことでも
恥ずかしく思うようになり
コンプレックスと感じて
惨めに思い
ただただ・・・
恥ずかしいと感じてしまう
恐怖の日々に苦しんでいた。
同時に
真面目なのに報われない
親の不憫さにも悶えていた。
親なんて家庭なんて
ぶっ壊れて無くなればいいのに・・
借金取りに追われて
ノイローゼになるぐらいなら
このまま死ねばいいのに・・
これ以上、俺を巻き込むな!
子供の夢まで潰すな!壊すな!
不安と絶望が怒りとなり
拳に込めては
自分を殴った。
時には争い
人も殴ったが
弱すぎて
殴らればかりだった ww
俺なんか こんな家に
生まれなければよかったのに!
なんでこんなに貧しいのか?
なんでこんなに惨めなのか?
友達は新しい夢を見つけて
ギターを買ってもらったのに!
友達は親戚のいる都会へと
飛行機に乗って
何度も行ってるのに!
親戚は映画も見て!
洋服も靴も買ってもらって!
遊園地でゴーカートにも乗って!
レストランで食事もしてるのに!
なんでこんなに辛いのか?
なんでこんなに苦しいのか?
近所の友達は
ウン万円もするラジコンと
ポケバイを買ってもらって・・
空き地で遊んで
みんなで交換し合って
楽しそうに騒いでいるのに
俺はいつも仲間外れだ!
俺はいっつも一人なんだぜ!!
「ドカベン」で野球に憧れては
少年野球のユニフォーム姿に嫉妬して
「キャプテン翼」に焦がれては
サッカーに没頭する友を羨んだ。
・・・
今はちっぽけだと笑える
悩みもコンプレックスも
当時の僕には
悲しくてたまらない日々だった ww
生活は苦しそうなのに
借金取りに怯えているのに
何で僕はこのまま
学校に行かないといけないのか・・
何で親を頼らずに
働くことがダメなのか?
何故、義務教育ではない高校に
皆が行かないといけないのか・・
いい会社に就職するか
公務員になれ!って
漠然とした情報で
子供の幸せを願っていた両親。
山手の農村地帯から
中卒と同時に就職列車に詰め込まれ
都会に馴染めず
故郷にも帰れずに
流れ者のように
転々としながら
安住の場所を求めていた
僕の両親。
子供には教育を受けさせて
惨めな思いをさせないように・・と
漠然とした情報の中で
伝えた渾身の思いは
高校には絶対に行け!
公務員か良い企業に就職しろ!
・・・
ただそれだけだった。
ネットの情報も無い時代だから
テレビや新聞を信じるしかない。
高学歴のお偉いさん方は
すべてが正しい!
と僕の将来を案じて
必死に真剣に伝えてくれたのに・・・
悲しいかな
僕に伝わったのは
コンプレックスという現実と
蜃気楼のような将来像と
公務員には絶対なりたくない!
という瞭然とした意思だった ww
でも、両親の漠然としていた
大まかな愛の意味は
何となく理解出来ていた。
期待という希望のような
不器用な愛でも
何とか応えようとしていた
けなげな自分もいた ww
まあ・・・・・
どうでもいい僕の80`sは
そんな暗い闇のような中だったので
当然だけど
心の代弁者にすがるしかなかった。
今の時代なら
SNSでの繋がりが
色んな心を支えているのだろうけど ww
当時は色んな名曲の数々が
まるで自分のためだけに歌われていて
存在している気がしていた。
いつの時代も
誰かの悩みや苦しみには
代弁者がいるものだ♪
本当に良く出来た世の中だ! ww
当時はラジオから流れる
お目当ての曲を待ちながら
様々な名曲にも
強制的に触れていた。
そんな・・・
何一つも満たされていない
と思い込んでいた
らりご少年を心ごと
救ってくれたのは
80`sの心の叫びの音楽だった。
そんな歌さえも
暗い、ダサい、重い・・
なんて言われた
バブリーな時代でもあったけど ww
今、聴いても遜色なく
脳裏に焼き付いている
数々の名曲がある。
尾崎豊、長渕剛、浜田省吾・・
暗くとも女々しくとも
叫びのような魂の詩は
歌になってどれだけの人々を
支えたのだろうか?
背伸びして聞いていた
歌も詩も
噛み締める程に
深みを増しているのは・・
気のせいなのか?
歳のせいなのか?
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こんなしっとりとした
名曲もあった♪
THE MODS
「バラッドをお前に」
・・・・・
過去の記憶は辛いけども
同時に
僕にもちゃんとあった
淡い純情な心も思い出した。
音楽って不思議ですね♪
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