皆様、こんにちは
愛とやすらぎの語り手 愛紗です
この記事をご訪問くださり
ありがとうございます♪
今回は以前からのシリーズ
ゼウスと人間の3回目です
今回は
カストルとポルックスの物語
をお届けします
以前の記事を読みたい方は
こちらから読めます
今回神話の参考にした本はこちらの2冊
それでは
カストルとポルックスの物語から
ご紹介していきましょう
双子座のモデル達ですね
カストルとポルックスは
ゼウスとスパルタの王妃レダの子です
スパルタ国は
2人の王が共同統治を行う習わしです
当時、スパルタを統治していたのは
チュンダレオスとイーカリオスでした
しかし、イーカリオスは
策略を巡らしてチュンダレオスを追放
チュンダレオスは
アイトリアのテスティオス王のもとに
身を寄せ、その王女レダと結婚します
そのレダにゼウスが恋をし
鷲に追われた白鳥を装って
彼女の懐に飛び込み交わりました
レダは2つのヒアシンス色の卵を産みます
1つの卵からカストルとポルックス
もう1つから
ミケーネ王妃となるクリュタイムと
トロイ戦争の原因となったヘレネが
生まれました
この時の白鳥が星座となったのが
はくちょう座と言われています
さて
カストルとポルックス自身の
話に移りましょう
カストルは
荒馬を手懐けるのが上手く
戦略に長けていました
そしてポルックスは
拳闘のチャンピオンでした
2人は勇者としてギリシャ中に
名前が轟いていました
また、イアソンが遠国コルキスへ
大冒険の旅に出たときにも同行しています
途中で船が嵐にあった時
オルフェウス(こと座の持ち主)が
竪琴を弾いて神に祈り嵐を鎮めます
その時カストルとポルックスの頭上に
光が輝いて見えたことから
2人は後に
船乗りの守護神として讃えられています
これは牡羊座やアルゴ船座の
物語ですので興味がある方は
調べてみてください
ところで彼らには
イーダスとリュンケウスという
双子の従兄弟がいました
イーダスは力が強く
リュンケウスは非常に良い眼の持ち主
でした
そんな従兄弟とカストルとポルックスは
争うことになります
それは二組の双子で牛を捕まえて
分配することになった時のこと
「一頭を四等分し
一番速く食べ終わった者が半分
二番目の者が残り半分を手に入れよう」
とイーダスが提案しました
3人が賛成して食べようとした時
イーダスは既に自分の分を食べ終えており
リュンケウスの分も手伝って食べると
全ての牛を連れ帰ってしまいます
これに怒ったカストルとポルックスは
従兄弟の家へ向かいます
リュンケウスは2人を見つけると
イーダスに位置を教えて
槍を投げさせました
槍はカストルの体を貫き
カストルは死んでしまいます
ポルックスが茫然としている間に
従兄弟は近くまで来ていました
イーダスが近くの墓石を引き抜いて
襲いかかると
ポルックスは避けざまに
リュンケウスを槍で貫きました
イーダスは恐怖に襲われて逃げ出しますが
ゼウスが投げたイカヅチで
死んでしまいます
ポルックスはカストルの死を悲しみ
自殺しようとします
しかし
カストルが人間の血が濃かったのに対し
ポルックスは神の血が濃く不死身でした
ポルックスはゼウスに
「カストルの所に行かせてください
それができないなら
カストルを
もう一度生き返らせてください」
と祈ります
これに心を打たれたゼウスは
世の中の兄妹姉妹が
2人を手本として仲良くするようにと
2人を星座にしたと言います
これが双子座です
カストルとポルックスの物語も
意外と長いものになりましたね
ゼウスと人間については
エウロパの物語もご紹介する予定ですので
楽しみにしていてくださいね
豆知識ですが
双子座やエウロパの物語を持つ牡牛座は
9月29日の今日
夜明け前の朝4時30分頃に
観ることができます
日本では星のカストルとポルックスは
フタツボシ、大きい二つ星
きんぼし・ぎんぼし
めがね星、兄弟星、蟹の目(ガニノメ)
また旧正月と結びつけて
モチクイボシ、カドグイ、
マンバシラ、モンボシ
などと呼ばれています
最近
英語を学び直そうと思っているので
これらの星の名前を
いくつか英語でも記しておきます
双子座 Gemini
めがね glasses
蟹の目 clab eyes
長文になってしまいましたが
こうして学べるのは楽しいですね
ここまでお読みいただき
ありがとうございました
皆様の日々が
愛とやすらぎに
包まれていることに感謝して
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