皆さんこんにちは
愛とやすらぎを届ける芸術家 愛卯です
ご訪問いただきありがとうございます♪
今回は前々回の続き
ゼウスと関わった人間の神話の
2回目をお届けします
前々回の記事では
英雄ヘラクレスに関連した神話をご紹介しました
今回は
英雄ペルセウスの物語
をお届けします
そして
カストルとポルックスの物語
エウロパの物語
についてはペルセウスの物語も長い為
また次回以降にしたいと思います
参考にしている書籍は以下のものです
それでは英雄ペルセウスの物語を始めましょう
ペルセウスは
ゼウスとアルゴスの王女ダナエの間の子です
彼の祖父にあたるアルゴス王アクリシオスは
ある時
「自分の孫に殺されるだろう」
という神託を受けます
これに怯えた王は
一人娘であったダナエを監禁して
男性の目に触れないようにします
しかしゼウスがダナエに恋をし
黄金の雨となって彼女に降り注ぎます
そしてダナエはペルセウスを生みました
ペルセウスの存在を知ったアクリシオスは
ダナエとペルセウスの2人を
木箱に閉じこめて海に流しました
箱はセリボス島に流れ着き
2人は漁師に助けられます
ペルセウスが成人する頃に
庇護していた漁師が亡くなると
漁師の弟で島の王であるポリュデクテスは
ダナエを妃にしようとします
ポリュデクテスは邪魔なペルセウスを
亡き者にしようとメデューサの首を
持ってくるように言い
ペルセウスは勢いで了承してしまいます
このメデューサは
グライアイまたはゴルゴンの三姉妹の一人で
髪の一本一本が蛇であり
彼女の顔を見たものは
全て石になってしまうという怪物です
ペルセウスが
メデューサ退治の手立てがなく困っていると
父であるゼウスが
知恵の女神アテナと伝令神ヘルメスを
遣わしました
アテナは
「メデューサを直に見てはいけない
見るならば楯に映った姿を見なさい」
と言って楯と一振りの剣を渡します
ヘルメスは
一歩で何kmも空を駆けることができる
翼のついた靴を貸してくれます
また二神は
メデューサの首を入れる袋
被ると姿が見えなくなる帽子
も貸してくれました
ペルセウスがメデューサ達の島に着くと
彼女達は寝ているところでした
ペルセウスは姿を直接見ないようにして
メデューサに近づき
彼女の首を落とします
メデューサの血からは
天馬ペガススが生まれました
これが後にペガスス座となります
この時になり他の姉妹が目を覚ましますが
ペルセウスは姿を隠す帽子を被り
ペガススに乗って島を脱出します
メデューサの首については
アテナに与えられて
彼女の楯の真ん中につけられたとも
言われています
ペルセウスが帰る途中
西の果てで天を支えているアトラスの元に
立ち寄りました
アトラスはオリンポスの神々と戦争した
タイタン族の巨人の一人で
その罰として天を担がされていました
そしてペルセウスが通りかかった時に
メデューサの力で
自分を石にしてくれるように
頼みます
ペルセウスはその通りにし
アトラスは山となったといいます
一説には
アトラスはその功績から
牛飼座とされた言われています
ところでこの頃のエチオピアは
ケフェウス王とカシオペア王妃が
治めていました
2人にはアンドロメダ姫という娘がおり
絶世の美女でした
カシオペアはそれが自慢でした
ある日カシオペアは
その美しさが
海のニンフよりも優っていると
言ってしまい
元は海のニンフであったアムパトリテーと
その夫である海神ポセイドンを
怒らせてしまいます
ポセイドンは
化け鯨ティアマトに人々を襲わせ
困った王が神託を受けると
「原因のアンドロメダを生贄にせよ」
とのことでした
そしてアンドロメダは
生贄として海岸の岩に鎖で繋がれます
この時にペルセウスが通りかかります
ペルセウスはティアマトと戦い
メデューサの力で石にして
ティアマトを海に沈めます
そしてアンドロメダを助けるのです
ポセイドンの怒りは
ペルセウスの父ゼウスがとりなしました
ペルセウスはアンドロメダと結婚し
エチオピアを立派に治めたと言います
ここで登場した者達が
ケフェウス座 カシオペア座
アンドロメダ座 鯨座
になったと言われています
さて 長い旅の末に
ペルセウスはセリボス島に帰ります
そこで母が求婚から逃れる為に
神殿に隠れていると知り
王宮に乗り込みます
王宮ではポリュデクテス達の
宴会が催されていました
その中でペルセウスは
メデューサの首を高々と差し出したので
ポリュデクテス一派は
石になってしまいました
ペルセウスの物語の最初に
祖父アクリシオスの受けた予言の話が
ありましたが覚えていますか?
これについてもお話しておきます
ペルセウスがメデューサ退治後に
ラーリッサで競技に参加したおり
手元が滑って1人の老人を殺してしまいます
この老人が
身分を隠して競技を見物していた
アクリシオスであったとのことです
如何でしたか?
ヘラクレスの物語も様々な冒険や
星座になった存在がいましたが
ペルセウスも同様に
関わる神話が多く
星座の中では存在感が大きいです
特に秋の星座は
エチオピア王家の関係者で締められています
ゼウスの出番も
ヘラクレスの時は主神としてでしたが
ペルセウスでは父としての役割が
多く感じます
この辺で終わりたいと思いますが
一つだけお知らせ&宣伝をさせてください
こちらのブログで芸術鑑賞と創作活動を
させていただいておりますが
新たにYouTubeにて歌唱&朗読チャンネルを
開設しました
こちらも聴いていただけると嬉しいです
皆様の日々が
愛とやすらぎに包まれたもので
あることに感謝して
最後までお読みいただき
ありがとうございました

