宝塚でも上演された『モンテクリスト伯』
日生劇場では、
音楽が『スカーレットピンパーネル』や
『ジキルとハイド』『ファントム』
で知られる、
フランク・ワイルドホーンさん。
花總まりさんと彩吹真央さんが出演なので
観劇に行きました。
石丸幹二さんのエドモン・ダンテス。
花ちゃんのメルセデス。
背格好がちょうどよい二人は
歌声の相性もいい。
宝塚版より曲がよかったけれど、
最初、装置がシンプルすぎてこの時代の
歴史的な重厚さが感じられなかった。
けれど、役者さんの熱演があって
物語が進んでいくと気にならなくなった。
女海賊ルイザの彩吹真央さんの好演。
大月さゆさんの熱演。
ヴァランティーヌ役は一曲歌うのですが
歌になっていなくて・・・
この役をするのであれば歌えなくては
せっかくのワイルドホーンさんの曲が泣く。
もっと、しっかり歌える人でないと。
高いS席のチケット代を払っているので
言わせたもらうが
大月さゆさんが演じても
よかったのではないか。
エニシングゴーズでも思いましたが
ミュージカルは歌って踊ってが不可欠。
それができない人が舞台に立つのは
いかがなものかと。
舞台は稽古場ではないのだから。
演じているうちにうまくなるだろう的な
考えは失くしてほしい。
名のつく役を演ずる人は責任をもって
歌う、演じる。
そんな舞台であってほしい。