雪組の『ベルばら』
壮一帆フェルゼンの美しいこと。
楚々として立ち姿も麗しく、
爽やかな笑顔。
行け!フェルゼンのムチさばきで
鳳蘭さまかと見間違う位、
ツレさまが憑依したかのよう。
熱いフェルゼンさまでした。
この長い片足を上げて、
ムチを打ち歌う姿のりりしさ。
大変な姿勢ですが、
歌声は最高にノリノリ。
噂のとおり
ダイジェスト版って感じで
ぶつ切りのシーンを並んでみせて
なかなか乗り切れないでいた。
けど、
フェルゼンさまが現れると
安心して観ていられる。
やはり、これ、ベルばらよね・・・・
なんだかんだ言っても、
ベルばらの悲しい別れのシーン。
パブロフの犬のごとく
涙があふれる。
結局『ベルばら』って
基本の根があるから
どんな脚色でも
受け止める自分がいる。
それが、宝塚の再演もの凄さかも。
すべて自己完結しちゃってる。
雪組はみんなお行儀がいいですね。
セリフの間も演技も。
なんかちょっと
物足りなく思うのは
月組に毒されてるのかしら。
でも、なんか、
物足りない気分直しに帰宅後、
月組の『ベルばら』壮アンドレバージョンを観る。
まさおオスカル、壮アンドレ。
美しい二人の姿を堪能。
壮アンドレの包容力、
この包容力があってこそのフェルゼン。
あっ、
ちぎオスカルの相手役は、
勝手にまさおアンドレに変換して
観劇していたことに気が付いた。
だって、特出バージョン見られなかったから。