宙組公演

『モンテ・クリスト伯』

『Amour de 99!!-99年の愛-』


せっかくの美しいトップさんを

こんな形のポスターにして

とても残念なことです。


思った以上に良い作品なので

チケットがまだあるそうですので

観劇をおすすめします。

私も買い足しました。

ショーが絶賛です。

芝居を差し引いてもいいくらい

ショーが素晴らしかった。


芝居のお話は『岩窟王』を下敷きにして

無実の罪で14年間孤島の監獄に閉じ込められ、

婚約者と未来を奪われた青年が、

脱獄して巨万の富を手に入れて

モンテ・クリスト伯爵と名乗って

自分をおとしいれた3人の男たちに

復讐を遂げていく物語。


話をつなぐ役で

19世紀前半のフランスと現在をつなぐ

ガイド役のゼミの教師と学生風のグループを

登場させて話の内容を説明していく。

石田先生のお得意ですよね。


復讐を遂げるってことは、

相手を不幸にすること。

気が重くなります。


最後に裏切った婚約者だった女性の息子と

決闘をすることになるけど、

その息子が自分の息子だった・・・・


逆転満塁ホームランって感じで

不幸のどん底から生還。

決闘の銃が空でよかった。

って、大団円でした。

ま、いいか。

終わりよければすべてよしってことで、

チャンチャン。


その代り、ショーは最高です。

このショーは値千金。

宝塚歌劇史上に名を残す名作を

生みだした5名の演出家がテーマ。

それぞれの作品を歌い踊りつなぐ。

なんて、至福な時間。


いきなりの『ザ・レビュー』

脳内にずんこさんと花ちゃんが登場。

クラクラ。

続く『ラ・グラナダ』

これもずんちゃんが・・・・

一気にテンションが上がる。


ここからダッシュで次から次へと

名作が。

あれもこれも、知ってる~~~

懐かしい~~~~

いや~~~~ん~~~


『タカラジェンヌに栄光あれ』では

もう、一緒に歌っちゃってます。


そして、そして凰稀かなめさん。

「パイナップルの女王」の美脚。

なんなの真直ぐな細い長い脚。

とても美しいお顔で、

ラテンでは巻き舌で煽ってました。

なかなか熱いラテンシーン。

オラオラでした。


そして

緒月遠麻さん。

芝居ではテンションが高くて

びっくりしたけど

ラテンのショーではぴったりでした。

ラテンの銀橋渡りはみんなをリードして

テンションがマックス。


実咲凜音さん、

ちゃぴちゃんと同期って思えないほど

落ち着いた大人の女性でした。 


宙組は若手がイケメン揃い。

背が高くてカッコいい。

他の組の若手の登用から思うと

もったいない感じ。

活躍の場を与えてあげてほしい。


けど、

パレードの階段下りで

2番手は不在なような・・・


やはり美穂圭子さんの歌声はいい。