スカパー無料週間。
韓国ドラマだけじゃなくって映画も
BSチャンネルどれだけ増えたの
さっそく、『ジョー・ブラックをよろしく』を。
何度見ても、見た度に印象が違う映画。
人の生死を扱う死神・・・・
死の帝王トートみたいな感じ。
ブラッド・ピット。
改めて、彼の演技の巧さに舌を巻く。
内科の研修医をしていたスーザンは、
その日仕事場近くのコーヒーショップで
一人の青年と出会う。
この青年のアメリカンビューティぶり。
金髪碧眼の爽やかな笑顔。
ロバート・レッドフォードみたい。
最近この街に越してきた青年の
気さくな態度に好感をもつスーザン。
スーザン役の女優さんもイタリア系の
知性派美人。
スーザンの父ビル役が
名優アンソニー・ホプキンス。
ビルにとりついた死神が、
コーヒーショップの青年を召す前に
青年に姿を借りてビルの家に現れる。
(青年はコーヒーショップを出て事故死)
死神がビルの誕生日に
ビルを召しに連れていく。
二人で庭園を抜けて太鼓橋を渡る。
花火が上がる庭園で二人を見つけて
走ってくるスーザン。
二人が太鼓橋の彼方に消えた。
消えた所から、ひとり、
コーヒーショップの青年が戻ってきた。
スーザンは、先ほどまでの彼ではないと
わかっていた・・・・
死神がスーザンのために
かえしてくれたのだ。
寓話なんだろうけど、
何度見ても、
このラストシーンで泣ける。
スーザンを愛した死神が
スーザンも連れてこうとするが、
真実の愛は何かをビルが説く。
死神も真実の愛を学んでいるのだ。
真実愛の解釈はさまざまだ。
トルストイの復活の愛の解釈。
それもそれ。
これもそれ。
ブラビの演技。
青年役と死神役。
この二役を見事に演じきって
まだ、余りある余韻。
ラストのくったくのない
アメリカンビューティの笑顔。
何度見てもヤラれる。
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