宝塚歌劇団宙公演。

『ロバート・キャパ 魂の記録』


ロバート・キャパは、

スペイン内戦、日中戦争、

第二次世界大戦のヨーロッパ戦線、

第一次中東戦争、

および第一次インドシナ戦争の

5つの戦争を取材した20世紀を代表する戦場カメラマン。


日本の戦場カメラマンにも影響を与えて

『ライカでグッドバイ 

カメラマン沢田教一が撃たれた日』の

沢田教一さん。
『地雷を踏んだらサヨウナラ 』の一ノ瀬泰造さん。

それぞれの本は感動的だった。


キャパにちなんだ報道写真を対象とした

ロバート・キャパ賞。

沢田教一さんは1970年に受賞。


そんな偉大なカメラマンを

凰稀 かなめさんが演じる。

次期宙組トップスターに決定している。

背が高くて顔が小さく手足が長い。

とても美系の人だ。


けれど、

今回は鳳樹 いちさんにゾッコン。

この人は演じ巧者で、いつも感心する。

年功者が演じる上官役を

貫録タップリに演じたと思うと

調子のいい男や

初々しい戦士役もこなす。

その、それぞれの役に

人生を投影していて演技の幅を感じる。

歌もうまいし、ダンスも見せる。

これで背があれば・・・・・

そう、宙組にしては小柄。

それでもインパクトは大。

脇にこのような人がいれば安泰。

そう思わす人だ。


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