BSTBSの番組。
世界的なヴァイオリニスト・五嶋龍さんの
キューバ公演に密着。
3歳でヴァイオリンを弾き始め、
7歳にしてプロの演奏者としてデビュー。
弱冠23歳にして、日本だけでなく
世界でもその才能を認められる五嶋龍さん。
現在はニューヨークを拠点に世界的な活動をしている。
去年の9月にキューバ国立交響楽団との共演を行った。
TBSチャンネルでは、キューバ・ハバナ市での
公演に臨む五嶋龍さんを密着取材。
公演の模様はもちろん、リハーサルや
仕事合間でのキューバ散策の様子も。
ハバナの街中で、時代に翻弄されたキューバの歴史を
肌で感じ、キューバの文化に触れ、
ラテン音楽の聖地・ハバナで、
名だたるオーケストラと共演してきたクラシックの申し子
五嶋龍さんは、何を思うのだろうか?
そして五嶋の奏でる音楽は、
キューバの人たちにどんな印象を残すのだろうか?
「五嶋龍のオデッセイ」という番組で
子供のころからテレビで見ていたから、
大きく成長した姿に、驚いた。
音楽で純粋培養された彼の純粋な心が
今の世には宝石のような輝きを感じる。
キューバでのクラシックの環境は劣悪で、
練習するにもクーラーが故障していて
思うようにはいかない。
公演当日もクーラーが動かない。
結果、2時間遅れ。
主催者は、待つか中止か観客にゆだねていた。
そんな環境でも彼の演奏は妥協を許さない。
最上の努力を惜しまない。
アンコール曲を事前に用意していた作品でなく、
【パガニーニ/《うつろな心》による序奏と変奏曲 Op.38】
に変更。
技術を要するこの作品をキューバのこれからの
クラシックの発展のために選んだのだ。
ハーバード大学も無事卒業した五嶋龍さん。
これからの活躍が楽しみ。
我が息子二人をつれて子供時代の五嶋龍さんの
コンサートに行ったことがある。
子供のためのコンサートだったから、
音楽を聴いて楽しかったら踊ってもいいよって
指揮者がおっしゃっていたけど、
観客に大人が多くて、踊りだした子供に
注意をしていた。
めったに聞けないのだから静かにしなさいって。
子供のためのコンサートで
子供が楽しめなかったという不思議な話。
それ以降、クラシックを聞きには行かない。
もっぱら自宅で鑑賞です。