「私は母になりたかった~野田聖子
愛するわが子との411日~」
(フジTV)
10年来不妊治療を受けて50歳になり
第三者からの卵子提供を受けて、
体外受精による待ちに待った妊娠。
そして、去年の1月に
野田聖子さんは無事子供を出産した。
少子化、高額不妊治療、高年齢出産。
すべての女性が抱える問題を抱えて
働く野田聖子さんの選択、決断。
生まれてきた息子には、
壮絶な闘病生活が待ったいた。
妊娠中に肝臓と心臓の異常が判明し、
生まれてからは食道閉鎖症も見つかり
生後11カ月で7回もの手術を受けた。
最初は胃に栄養を送り込むチューブの手術、
次が飛び出した肝臓を体内に入れる手術。
食道閉鎖症の手術、心臓の手術。
10月の心臓手術後は呼吸停止になり、
緊急手術、気管支切開、人工呼吸器装着、
さらに脳梗塞で右半身マヒ。
それでも母を目で追う息子。
大きな目で、母を見つめて笑う。
その笑顔は生への希望だ。
マヒは徐々に治り、
子供の生命力の強さ。
この子は絶対に生きる。
きっと大丈夫、思わずそう祈った。
母の願いはひとつ。
家に帰って一緒に寝たい。
生を得て生きてきたのだから、
家に帰って一緒に寝てあげてね。
あたりまえのことが、
あたりまえに叶わない。
でも焦らないでください。
番組には賛否両論、
いろんな意見はあると思うけど
これだけは言える。
子供がどれだけ素晴らしいものか
本当に伝わってきた。
子供二人育ててわかったことは、
むしろ
子供に大人として育ててもらっているってこと。
そして、子供と一緒に
自分の人生をもう一度生きる。
だから、
子供にはいつも感謝している。