雪組の全国ツアーが『黒い瞳』

月組の再演作品。

当時は・・・・1000days劇場。

有楽町の駅のすぐ前ね。

プレハブみたいな劇場。


真琴つばささんのニコライ。

紫吹淳さんのブガチョフ。

風花舞ちゃんのマーシャ。

ゆうこちゃんのサヨナラでもあった。


月組時代は大好きな姿月あさとさんと

ショーでよく踊っていた。

ゆうこちゃんとずんちゃんのダンス。
二人のダンスは素敵だった。

ずんちゃんは宙組へ行き、

人のダンスは幻になった。


『黒い瞳』というマストロヤンニの

映画があって、

チェーホフの『小犬を連れた貴婦人』が原作。

大銀行家の娘の入り婿となった主人公が

放蕩三昧に暮らしていたが、

地方の湯治場で出会ったロシア女性アンナと

出会って・・・狂ったように恋をして

去ってしまった彼女を狂気のように追う。

最後は全てを失ってしがない船の給仕。

なんとも、宝塚的ではない話。

まさかこんなお話・・・・・

マミさんが演じるのか・・・

廃退的で破滅的な人生を・・・・・

しかし、

『黒い瞳』はもうひとつあって

プーシキン原作「大尉の娘」の方だった。

こちらは民族と身分を超えた純粋な男女の愛。

いかにも宝塚的ですね。


そんな思い違いも懐かしい。

宝塚は再演が本当に多い。

きっと、劇団内部の方も

なつかしんでるのかなぁ~~

今思えば、よいジェンヌさんが多くて

魅力的な時代だった。