同期からトップを4人も生んだ
宝塚歌劇団81期生、真飛聖さん。
1995年・・・・
阪神・淡路大震災の年。
天海祐希さんが卒業した年。
その年が初舞台。
まりこさんのピアノが印象的な
『国境のない地図』
ナチスが話に登場しました。
2011年・・・・
東日本大震災が起こった。
これほどの大きな災害が
宝塚人生の最初から最後を
締めくくった。
真飛聖さんは誰よりも心を痛めて
いるはずだ。
そして退団作品、
『愛のプレリュード』
ここでも・・・なぜかナチスが登場した。
星組時代の黒いイメージが好きだったけど、
外部出演のシンデレラの王子様で、
颯爽と白い役を演じた。
新人公演で演じたオスカルと、
本役で演じたアランのように
黒とか白とかのイメージを払拭した。
日生劇場公演『雨に唄えば』では、
初の女役に挑戦し
同期のタニちゃんと共演。
花組の組替えは正直びっくり。
組替できた年上の2番手とも共生して、
その人の良さを引き出し
大きな器も感じた。
贔屓の横にいつもいた下級生。
その下級生がトップになって
卒業する。
とても感傷的になって、
贔屓が卒業する時より淋しい。
この時期にということもあって、
また、
この時期のめぐり合わせや、
入団時のことを思って
帰り道友と少し涙目になった。