米ニューヨークでのお話。

出生直後に拉致された女性が

約23年ぶりに実の両親と再会した。


彼女は事情を知らされないまま

別の家庭で育ったけど、

家族と似ていないと思った。

不審に思って自分で情報収集を始めて

子供の失踪をまとめたウェブサイトを

自分で調べた。

そして自分と思われる情報を発見。

その実の親と思った相手に連絡を取った。


奇跡の再会後、

警察のDNA鑑定結果でも

親子と確認された。


彼女と母親は

DNA鑑定結果が出る前から

親子だと強く感じていたという。

まさしく、 

アイデンティティー[identity]


育ての親はどうして彼女を

手元で育てていたのだろう・・・・

そちらの話はまだ出ていないけど、

恐ろしい話。


以前、窪島誠一郎さんという方が、

育ての親と違和感を感じていて

親捜しをした。

20年ぶりに探し当てた実の親は

作家水上勉さんだった。

その事を書かれた本を読んで、

アイデンティティーを考えさせられた。

貧しい靴職人の家に育っても

作家の息子は文化的な事に

興味を持って育っていた。


自分はなにものか。

どこからきたのか。

それは、やはり大切なことだ。

人は自分のルーツを知らないでは

いられないからだ。