あくびの部屋の窓から見える桜も満開。
リアル花見はとっくに終わらせてんですが、
桜は大好き。
花は桜、魚は鯛・・・・
たしか谷崎潤一郎先生がおっしゃっていた。
日本人の贅沢嗜好は、
やっぱり、桜に鯛。
そうなると、
今がイチバンいい季節ってことですね。
鯛は、刺身や焼いても煮ても、
美味しい。
お祝い事に必ず付いてる姿焼き。
よく我が家では、
焼き豆腐と炊いていた。
冷たくなった姿焼きも、
お惣菜にしていただいた。
最近は、
そういった頂き物もなくなって、
ちょっとさみしいですね。
春になると、
なぜか、谷崎先生の「細雪」が読みたくなる。
とくに花見に行くくだりが好きです。
JR東海の「そうだ京都へ行こう」のCM。
今年の桜は仁和寺。
御室の花見は、一番遅い。
そして、背が低い。
始めていった子供の時。
桜のトンネルの中を歩いているうちに、
夢の中で迷い込んでしまった・・・
アリスの不思議な感触がここにあった。
そこには、時計をもったうさぎが、
一瞬走っていったのを、確かにみたのです。
その一瞬がいまでもよみがえる。
「ここの桜をみない人は、人生損する」
と祖母が行っていた秘密は、
きっと、こういうことだ。
御室の桜を観て春の義理を果たす。。。
いえいえ、
ここの桜は、義理だけではすまない。
不思議な空間があります。
行きと帰りに時空を越える。
娘が成長するのに欠かせない、
魔法の時が隠れているのです。
聖なる場所だからこそ・・・・