ただ今放送中の、

ハイビジョンスペシャル「東大寺 お水取り」 
  -炎の行・修二会のすべて


関西では、東大寺の「お水取り」が終わらないと、
春はこないと言われている。


古都奈良に春を告げる東大寺二月堂の、
「お水取り」。


「お水取り」の行事は奈良時代から
連綿と続いているんだそうだ。

今回で、1750回目の「お水取り」


一般には夜空を焦がす巨大な松明で知られるが、
その中心は、全国から選ばれた11人の僧侶。
「練行衆」と呼ばれるそうです。

行の2週間、精進潔斎をして修行をする。

その前に準備期間があって、

併せて、約一ヶ月の行だ。


いつもは、ニュースで「お水取り」を
知るけれど、お寺の中で行われている
昔ながらの行の作法を
そのままを見ることができた。


あの巨大な松明も、

火打ち石で生まれた小さな火から

生まれたのだ。

奈良時代と同じように存在するおおいなる価値。

神秘的な行の数々である。
「声明」「五体投地」「達陀(だったん)」
炎と水と音に彩られ、
古代密教やシルクロードの香りを漂わせる。

自分の体を痛めるような激しい行もあって、

全人類の幸せを願っておこなう、

神秘の行のすべてがすばらしい。