今日が千秋楽ですね。
君の瞳に乾杯!
いえいえ、
大空祐飛の瞳に乾杯
祐飛さんが、ボギー演ずるリック役。
登場から、哀愁が漂う。
立ち姿の綺麗なこと。
煙草吸うすがた、
男役として、その技ありに参りました。
顔が小さく足が長い。
背広姿の格好良さに参りました。
トレンチコートの着こなし、
帽子の斜めかぶりに参りました。
なにより、
ラブシーンの美しいさに参りました。
宝塚らしいラブシーン。
抱き寄せる形。
その腕の手の持って行き方。
その様式美に参りました。
いかにもしているように見せ、
ぎりぎりまでためる、
キスシーンの巧妙さに参りました。
もう、すべて祐飛に参りました。
月組時代のいたずらっ子が、
粋な大人になって
ひたすら、参りました。
祐飛さんの引き出しは、
いっぱいです。
さすが、研18ですね。
その集大成に参りました。
劇中に散りばめられた名台詞。
リックの酒場で女性に誘われ、
「昨夜どこにいたの?」
「そんな昔のことは忘れた」
「今晩会える?」
「そんな先のことは解らない」
イルザに、
「十年前、君は何をしていた?」
「歯にブリッジをしていたわ。あなたは?」
「職をさがしてた」
そして、空港での別れの場で、
「俺達にはいつもパリの思い出がある。」
そして、今回が最後になる専科の、
萬あきらさんのサムが歌う、
「アズ・タイム・ゴウズ・バイ」
ケイさんのサムが絶品。
とても、素晴らしい演技でした。
これでお別れなんて、信じられない。
リックとサムの最高のコンビ。
野乃すみ花さん健闘です。
宙組のコンビネーション最高。
蘭寿とむ・北翔 海莉の参入が、
祐飛さんといい味だしてました。
これから、
もっともっと、観たい。
夢見る宝塚の男役祐飛さん。
小さい頃から観ていたので、
大きな羽の登場は
本当に、嬉しかった。
おめでとう。
ほんとうに、おめでとう