今期の連続ドラマ小説
「ばけばけ」。
続けて視聴しています。

小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)
を支えた、妻セツの物語。
第1週「ブシムスメ、ウラメシ。」
第2週「ムコモラウ、ムズカシ。」
第3週「ヨーコソ、マツノケヘ。」
第4週「フタリ、クラス、シマスカ?」
ここまでの4週で、
セツ(ドラマではトキ)の
幼少期から、最初の結婚の終わりまでが
丁寧に描かれました。
時代は明治。
文明開化の華やかな面に
注目しがちですが…
庶民にとって、
時代の変化について行くのは、
大変なこと。
特に武士であった松野家
(トキの家)の人たちは、
生業をなくし
困窮に迫られます。
トキの生家である
雨清水家(史実では小泉家)も、
新しい事業を起こしますが、
そこは武士の商売なのか
多くの負債を抱え
一家離散します。
こんな「うらめしい」
状況の中、トキが
笑顔で過ごせているのは、
温かい家族がいるからこそ。
(その家族がまた、
足かせになっています。)
おトキちゃんを演じる
髙石あかりさん。
戸惑いや気付きなど、
演技の間がいいです。
一生懸命なおトキちゃんを
応援したくなります。
トキの最初の夫、銀二郎は
まっすぐでいい人。
それだけに、
おトキちゃんとの別れは
切なかったです。
次週からはいよいよ、
ラフカディオ・ハーン
(ドラマではレフカダ・ヘブン)
の登場です。
片仮名のサブタイトルが
目を引きますが、
これは「ヘルンさん言葉」
ではないかと気付きました。
小泉八雲は、日本語が
あまり得意でなかったため、
夫婦間では、
「ヘルンさん言葉」と呼んだ、
小泉八雲は来日当初、
自分の姓を「ヘルン」と
名乗っていましたが、
正しくは「ハーン」と
発音することを、
妻に教えたそうです。
また、「ラフカディオ」は、
生地の「レフカダ島」に
ちなんでおり、本作では
「レフカタ」となっています。