新春浅草歌舞伎、
第一部、続きです。


 道行旅路花聟


「仮名手本忠臣蔵」、
おかると勘平の道行です。

(おかるの衣装は、
この看板の矢絣ではなく、
成駒屋型の
紫の御殿模様でした。)

<配役>

橋之助さんの勘平。
とても思い詰めた風情。
 
この後の物語、「勘平切腹」
をぜひ、見てみたいです。
(近い将来、
演じることでしょう。)


莟玉さんのおかる。
勘平の気を引き立てようと、
必死なけなげさが
伝わります。


玉太郎さんの鷺坂坂内。
道化のこの役を、
照れなくこなすのは
すばらしい。

玉太郎さん、第一部の
「絵本太功記」では、
お姫様姿の初菊…

第ニ部の「春調娘七種」では、
曽我十郎…と、
役の振り幅が広いです。

<玉太郎さんの3役>


5年後、10年後、
どこが本役になっていくのか
楽しみです。


 お年玉年始ご挨拶



浅草歌舞伎ではおなじみ、
開演前の挨拶。
この日は玉太郎さんでした。
女方の口上姿で登場。

玉太郎さんは中高生時代は、
この近辺の学校に通学、
浅草はよく知った場所だそう。

毎年浅草寺に
初詣に来ているそう。

今年は厄年(25歳)。
厄落としは役者にとっては、
「役」落としにつながると
聞いて、どうしようか…
と話されていました。

(賑わう伝法院通り)