本朝廿四孝 十種香
八重垣姫、濡衣、
簑作実は武田勝頼の3人だけ…
濃密な時間。
歌舞伎座などとは違う
小さなこの劇場が、そう
感じさせるのかもしれません。
米吉さんの八重垣姫は、
今の彼等身大のように
若さゆえの情熱を感じます。
新悟さん…女方としても
八重垣姫ではなく
濡衣が似合う芸風。
(とは言え、
新悟さんの八重垣も
いつか見てみたい…)
芯がしっかりとしていて、
この館に言わばスパイとして
入り込んだ裏の面も
感じさせます。
橋之助さん、
じっくり観るのは久しぶり。
この役は何もしない難しさ、
がありますが、しっかりと
勝頼になっていました。
与話情浮名横櫛 源氏店