今日12月5日は、
十八代目中村勘三郎丈
御命日です。
勘三郎丈も活躍した
浅草公会堂近くの、鼠小僧。

来たる2月の歌舞伎座では、
十三回忌追善公演が行われます。

中村屋一門と
ゆかりの人々による公演。

昼の部。

[野崎村]
勘三郎丈の部屋子であった
鶴松さんが主役を勤めます。
追善公演ならではの抜擢。

勘三郎丈が
この世を去ったのは、
鶴松さんがまだ十代の頃。

師匠を失い
不安だったでしょうが、
一門で修行を続けました。


[釣女]
歌舞伎界で
身寄りの少ない獅童丈を
引き立てた、勘三郎丈。


[籠釣瓶]
勘九郎、七之助兄弟が、
佐野次郎左衛門と八ツ橋を
勤めます。

父の厳しい教えを受けた二人。
父とはまた少し持ち味の違う
いい役者になりました。

勘三郎丈と親交の深かった
片岡仁左衛門丈も
出演されます。


夜の部。

[猿若江戸の初櫓]
中村屋の始祖と言われる猿若。
勘三郎丈の孫である勘太郎が
勤めます。

勘太郎さんは、
中学生になりました。
祖父追善の舞台で大役です。


[すし屋]
芝翫丈は、勘三郎丈の義弟。
多くの舞台を
一緒にしてきました。


[連獅子]
勘九郎親獅子、
次男長三郎仔獅子の舞台。
長男勘太郎は、すでに
仔獅子を演じているようです。


とにかく楽しみな舞台。