栃木市の中心部から数㎞。
畑に囲まれ、
ぽつんと存在する神社。

三日月神社。
今でこそ
運動公園の目の前ですが、
昔は何もない
田園地帯だったでしょう。

小さな神社ですが、
拝殿の他に立派な舞殿、
常駐しているかは不明ですが、
管理人の住居もあります。
「三日月」の名が付く神社は
各地にありますが、
この三日月神社の由来は
少し変わっています。
おそらく戦国時代の頃⋅⋅⋅
栃木を治める皆川氏の臣下、芹澤家。
とある夜、その家を凶賊が襲います。
当主が家宝の刀「三日月丸」を
抜くと眩しい光が閃き、
凶賊たちは逃げ去りました。
それ以来、屋敷の内に
「三日月丸」をご神体とした、
三日月神社をお祀りしたとのこと。
時代は下り、
明治初期の神社の廃合の際に、
廃祀の危機にありましたが、
由緒を認められ、
当主を神職として
存続することになったそう。
月へんに出と書き、
「みかづき」または、「ヒ」。
「朏尊」は、「みかづきそん」
または「ひそん」と読むそうです。
ここから数㎞先の栃木の街なか。
例弊使街道の分岐点にある、庚申塔。

左に進むと、
三日月神社に至ることが
示されているそうです。