7月は、梅雨らしい
大雨の空もようでスタート。

各座での歌舞伎公演も始まります。


歌舞伎座
今月も三部制の公演。
海老蔵丈の第三部のみ、
公演期間が短いです。
(東京オリンピックの影響?)


第一部の「蜘蛛の絲宿直噺」は、
昨年11月に上演され、
今回は再演という形。

ただ、
出演者数の縛りが厳しかった
前回よりも、
登場人物が増えています。

六変化の蜘蛛の精を勤める猿之助丈。
蜘蛛を退治する平井保昌は、松緑丈。

この2人は5月に、「土蜘」で
共演しています。
そのときは蜘蛛の精は、松緑丈。
蜘蛛に悩まされる源頼光は猿之助丈。

松緑丈と猿之助丈の共演は
珍しいように思います。
私は見たことがありません。

芸質の異なる2人が、
舞台上でどのように対峙するのか、
楽しみです。


国立劇場
歌舞伎鑑賞教室。
「義経千本桜ー河連法眼館の場」
中村又五郎丈の狐忠信に、
市川高麗蔵丈の静御前。
芸達者な お2人。

又五郎丈の子息、
歌昇さんが義経、
種之助さんが亀井を勤めるのも、
見所だと思います。


大阪松竹座
昨年の7月公演は中止でしたので、
2年ぶりの公演です。


京都南座
坂東玉三郎特別舞踊公演。
「雪」、「鐘ヶ岬」と、
京舞でも取り上げられている
演目が選ばれています。


市川弘太郎の会
「遅ればせながら」と、
但し書きがついています。

弘太郎さんは、市川猿翁門下で
若いときから修行してきました。

このコロナ禍の元、
自主公演を開くことに
ためらいがあったとのこと。

しかし、何を始めるにも
遅過ぎることはない
と、応援したい気持ちになります。